How to Animation.

"アニメーションをもっと身近に"をモットーに、アニメーション制作について皆さんが知りたいこと、アニメーション制作者として皆さんに知ってもらいたいことをお伝えしていきます。

Q. CGモデルの制作にデッサンの技法(透視法やパース、解剖学)は必要?

2013年6月22日

A. 3DCGの場合であっても、これらの知識は必要だと思います。

 

鉛筆でのデッサンは、対象物を観察し、頭の中で立体化し、光や影を意識しながら平面に落とし込む作業ですので、3DCGでも、観察→立体化(モデリング)→平面に落とし込む(ライティング・レンダリング)というプロセスは同じですね。

モデリングに重要なのは、やはり観察力だと思います。

 

透視法やパースについては、CGのモデリング作業は基本的に三面図で行うので、例えばパースのついた写真を参考にモデリングする場合、写真のパースから逆算して平面図に落とし込むようなケースもあるでしょう。

逆に、カメラ映りを意識して、あえてパースを強調するようなバランスに調整することもあります。ミケランジェロのダビデ像や、宇宙戦艦ヤマトの模型の話などは有名ですね。

また、画面のレイアウトを決定する際にも、見せたいものやシーンの意図をうまく画面におさめるために、カメラをどこに配置し、画角をどう設定するか(広角か望遠か)等を判断する必要があります。

 

解剖学についても、骨や筋肉の位置や形状くらいは把握しておく(もしくは資料を手元に持っておく)ほうが、モデルや絵に説得力が生まれると思います。デフォルメされたキャラクターや架空のモンスターなどでも、「いかにも動きそう」な形状の方が、見ていて違和感を感じにくいのではないかな、と思います。

 

ちなみに僕は、美大に通ったり受験したりといった経験がないので、本格的にデッサンを学んだわけではないのですが、モデリングの前にスケッチをしたり、モデリングしたものを一旦プリントアウトして手描きで加筆修正して再度モデルに反映する、といったことをする場合もあります。

 

参考までに、人物デッサンにおすすめの本を一冊ご紹介します。

 

やさしい人物画 A・ルーミス

 

人体の各パーツのバランスや年齢別の変化、パースの取り方、筋肉の付き方やポーズによる形状の変化、ライティングによる見え方の変化などが1冊で解説されていて、とても重宝します。簡単な解剖学についても書かれています。