How to Animation.

"アニメーションをもっと身近に"をモットーに、アニメーション制作について皆さんが知りたいこと、アニメーション制作者として皆さんに知ってもらいたいことをお伝えしていきます。

Q. オブジェクトの破壊など、物理の知識は必要?

2013年6月22日

A. 専門的で高度な物理の知識は必要ないと思います。

 

科学的な研究やシミュレーション用途の映像でない限り、映像表現としては高校レベルの物理の知識があれば十分かと思います。最低限、思いつく限りでは、

・物体を上に投げると徐々に減速し、落下する時は徐々に加速する(重力加速度)

・歩く、走る、ジャンプする、重いものを持ったり投げたりする、といった重心を意識したアクション

・物体同士が衝突したり、摩擦が生じたりする際に、力がどのように伝わったり分散したりするのか(作用・反作用)

・光の反射や屈折や拡散のしかた

などが把握できていれば、特に難しい公式を使って計算をする必要はないと思います。

モデリングの場合とも共通しますが、リミテッドアニメーションの場合は特に、色々な動きを観察したり、自分で実際に動いてみたりする方が良いと思います。

動きの中からエッセンスを抽出し、時には誇張したりして「絵として気持ちの良い」「それっぽい」動きを付ける方が、よりアニメーションらしくなるでしょう。

 

オブジェクトの破壊に関しては、複雑なものを表現するために高度な物理シミュレータを使用する場合は、パラメータの設定にあたって多少物理の知識は必要かもしれませんが、ソフトやシミュレータによって使い勝手はだいぶ異なると思います。

数値をいじりながら試行錯誤するよりは、自分で好きな形に動かした方が目指すアニメーションに近づけやすいのでは、と思います。