Making of "gnarly"
制作事例
実際の制作事例をもとに、アニメーションの制作過程をご紹介します。
Making of “gnarly” 第1回 「キャラクターモデリング編」 (1/3)
2013年5月15日
今回から、2013年4月に公開となりました gnarly さんのアニメーションCMの製作過程を複数回にわたってご紹介していきます。
第1回は、「キャラクターモデリング編」です。
何からつくり始めるか?
通常、アニメーションに限らず、映像制作はまず企画から入り、脚本、絵コンテ(絵で描いた台本のようなもの)等で内容を固め、実際の制作作業に入ります。
ですが、今回の場合は、はじめに「ロゴのキャラクターを歩かせたい」という要望をいただいたことと、3DCG(コンピュータ上で作る立体的な絵)を用いてアニメーション化することにしていましたので、テストを兼ねてまずはキャラクターの造形から始めることにしました。
モデリングの準備
今回のタイトルにもある「モデリング」という言葉ですが、これは、3DCG制作において、画面を構成する素材となる造形物(キャラクター、背景、小物など)を作る作業のことをいいます。そうして作られた造形物のデータは「モデル」と呼ばれます。
今回、制作にあたって gnarly さんからロゴのデータをいただいていたので、それをもとに、生き生きと動かせるキャラクターモデルを作っていきます。
gnarly ロゴ
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バクという動物ですね。幸いほぼ真横を向いていますので、このイラストをガイドにしてモデリングを進めていくことにします。